
10月26日投票の宮城県知事選で、現職候補に対するデマが大量に拡散され、選挙の結果に大きな影響を及ぼす可能性がある。
選挙期間中に垂れ流されるデマについては、昨年11月の兵庫県知事選で、立花孝志をはじめ、新田哲史や須田慎一郎、香椎なつといった面々がデマを拡散し、選挙の結果を歪めている。今回も大量にデマが撒かれており、兵庫の二の舞になる可能性がある。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、宮城県知事選を取材した選挙ウォッチャーちだいは、「兵庫できちんとデマが取り締まられていれば、今とは少し違う景色が見えていたのかもしれないが、他の都道府県と比べてリテラシーが高いと考えられていた宮城県が、デマによって選挙の結果を変えられてしまうのだとすると、選挙は新たな悪いフェーズに入ってしまう」と警鐘を鳴らした。