
11月2日告示、9日投票で行われる予定だった千葉県の柏市長選は、2期目を目指す現職の太田和美さんしか立候補の届け出がなく、無投票当選となった。事前の候補者説明会では共産党の陣営が参加していたが、最終的に擁立を断念していた。
千葉県は相変わらずハコモノにお金をかける行政運営が続いており、太田和美市長は当選直後に会計不正の問題が発覚して以降、ほぼ自民党言いなりの政治が続いている。
「陰謀論と排外主義 ~分断社会を読み解く7つの視点~」(扶桑社・1100円)の著者の一人である選挙ウォッチャーちだいは、「久しぶりに有権者の立場で選挙を見ることができると思っていたが、選挙すら行われないというのは残念でならない。ただ、今月は葛飾区議選や呉市議補選などにバカが立候補してくるため、柏市長選はほとんど取材できなかったと思う」と話した。