11月4日投票のアメリカのニューヨーク市長選は、Zohran Mamdani(ゾーラン・マムダニ)さんが当選し、世界を驚かせている。
マムダニさんは、初のイスラム教徒の市長となり、移民でラッパーという異色の経歴。当初はほぼ無名の候補だったが、草の根の選挙運動で徐々に知名度を上げた。両親はハーバード大学卒業で、父はコロンビア大学教授、母は著名な映画監督。本人はメイン州のボウディン大学卒。2020年にニューヨーク州議に初当選し、2022年、2024年と当選を重ねた。ニューヨーク市内の一部バスを無料にする実証実験を推進。イスラエルのネタニアフは逮捕するべきだと断じている。選挙の公約は家賃の値上げ凍結、最低賃金の引き上げ、富裕層に対する増税など。思いっきりリベラル系の候補で、反トランプだった。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、ニューヨークの結果に驚いている選挙ウォッチャーちだいは、「トランプ大統領のクソっぷりに、ニューヨークの人たちから立ち上がったと言える結果だ。現地を取材できたらどれだけ面白いだろうと思うが、今はまだ行くことができない。コタツ記事になってしまうかもしれないが、ニューヨーク市長選の話はは記事にしてもいいかもしれない」と話した。