
昨年11月の兵庫県知事選における、立花孝志の二馬力選挙の違法性を指摘したツイートをした立憲民主党の小西洋之議員が、立花孝志から名誉毀損で訴えられていた裁判で、4月15日、立花孝志が請求の放棄をしたため、小西洋之議員の完全勝訴が確定し、17日に司法記者クラブで記者会見が行われた。
小西洋之議員は、この裁判で違法性を明らかにするため、さまざまな証拠資料を提出していたが、自分で訴えた裁判で逆に違法性が認められてしまうことを恐れ、立花孝志は請求の放棄をしていた。17日の記者会見では、集まったマスコミの前で、改めて立花孝志の違法性を指摘。立花孝志の公選法違反疑惑がさらに深まった。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、小西洋之議員の記者会見を取材した選挙ウォッチャーちだいは、「今回、立花孝志に提出している証拠資料は非常に面白く、『公職選挙法違反の二馬力選挙』が証明される可能性が高かった。本当は裁判を継続してほしかったが、認定を恐れたとしか思えない。ただ、どのような資料が提出されたのかは『チダイズム』でスクープするし、もう立花孝志に『公職選挙法違反の二馬力選挙』と言っても名誉毀損にはならない」と話した。