12月11日投票の笠間市議選で、NHK党から立候補している村田大地候補(45)が、選挙ポスターに堀江貴文氏(50)の写真を採用し、「公選法違反ではないか」と物議を醸している。
問題のポスターは同党の立花孝志党首(55)のアイディアで、選挙掲示板に貼られたポスターのうち、約10分の1が堀江貴文氏の顔になっているという。しかし、いくら「堀江政経塾講師・堀江貴文」と書かれていても、候補者本人の写真がまったく載っていない以上、この写真の人物を村田大地候補と誤認する人はそれなりにいそうだ。候補者とまったく異なる写真を採用して良いのであれば、まったく関係ないイケメンや美女の写真を採用しても構わないということになってしまい、極端な話をすれば、イケメン俳優の写真を出して、それがあたかも自分であるかのような演出だってできるようになってしまう。そんなはずはないので、この「替え玉」は公選法違反に問われる可能性は十分にある。市の選挙管理委員会には既に多くの苦情や抗議の電話が殺到しているという。
なお、このポスターの掲示責任者は立花孝志となっており、印刷会社は「ネット選挙株式会社」である。「ネット選挙株式会社」は、選挙コンサルタントをビジネスとしており、初歩的な公選法の知識があったのかどうかさえ怪しくなってくる。山本太郎氏の同姓同名作戦を筆頭に、これまでNHK党は「誤認させる」という手法で選挙を戦ってきた。有権者の皆様におかれては、くれぐれも騙されないように気を付けていただきたい。
笠間市議選の選挙レポートは、12月13日(火)にnoteで公開予定だ。