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N党・立花孝志党首、ポンジスキーム認める

 12月11日に八千代市議選が告示され、NHK党から立候補している宮内鋭氏(60)の応援に、同党党首の立花孝志氏(55)が駆け付けた。
 3人ほどの聴衆を前に「NHK問題は解決している」などと持論を語った立花孝志党首は、この日、選挙ウォッチャーちだいの姿を見つけ、「取材をしないのか?」と声をかけると、1時間ほどのインタビューに応じた。
 インタビューの中で立花孝志党首は、前年の繰越金約7億7000万円に加え、約2億円の政党交付金が入っているにもかかわらず、党の残金が約1億円になってしまったことを認め、「ポンジ・スキームに陥っているのではないか?」との指摘に、「ポンジ・スキームと考えるんだったらそれでいいだろうけど、べつにそれが違法ではない」「そんなのは破綻するじゃんってなるかもしれないけど、そのための利息5%なんで」と答え、ポンジ・スキームに陥っていることを認めた。
 ポンジ・スキームとは、投資を募り、借金を返済するために、さらなる借金をせざるを得ない状況に陥っていることで、企業などがこの状態に陥ると雪だるま式に借金が増えて倒産してしまう。現在、NHK党には200人ほどの債権者がおり、消費者問題に発展する可能性を秘めている。この指摘は出資法違反疑惑も含め、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)で詳しく解説している。
 立花孝志党首は来年には支出を2億円に抑え、黒字転換するとしているが、借金の元本を返せる見込みは立たず、党の運営は危機的な状況だ。このことは令和3年度・政治資金収支報告書を分析している「N国マガジン・12月号」で詳しく解説している。