Skip to main content

黒川敦彦、借金踏み倒し音声データ流出

 NHK党の幹事長で、下部組織「つばさの党」の代表の黒川敦彦(44)が、2019年に政治団体「オリーブの木」に謎の1億円を貸し付けていた問題で、社会活動団体「荻津組」が、裁判の記録と合わせ、音声データを入手したとして公開。そこには黒川敦彦や朝霞市議の外山麻貴(50)が、借金を踏み倒せるように工作をしたと語る生々しいやりとりがあった。
 「荻津組」が公開した音声データや裁判の記録を照らし合わせると、黒川敦彦が2019年に、「政権を取る」との約束のもと、資産家から1億円を借り、参院選を戦った。ところが、2019年の参院選は「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党」が旋風を巻き起こし、黒川敦彦率いる「オリーブの木」は議席を取れず。その後、この資産家の男性とトラブルになり、貸した1億円をめぐって裁判になり、東京地裁では黒川敦彦が1億円の借金を返済しなければならないという判決が下されていた。
 音声データは、黒川敦彦や外山麻貴が顧問弁護士らと話し合い、破産の申し立てがあってもお金を取れないまま終わるように工作し、1億円を踏み倒す計画であることを生々しく語るものだ。詳しくは「荻津組」が公開しているYouTubeをご覧いただきたいが、黒川敦彦こそ「1億円の借金からランナウェイしていた」という話だ。
 こうなってくると、「NHK党」の資金繰りに大きな影響を及ぼす可能性がある。1億円の借金を踏み倒すための工作をして、今なお借金を返済しない黒川敦彦が「幹事長」という要職に就いている政党に、一体、どんな信用があるのだろう。かねてから「NHK党」の資金繰りについても問題が指摘されてきたが、黒川敦彦の指南により、今度は11億円という巨額の借金が焦げ付く可能性がある。黒川敦彦を「幹事長」というポストにつけている限り、NHK党の信用はゼロだ。
 黒川敦彦には、幹事長報酬のほか、「諸派党構想」による政党交付金の分け前、YouTube広告などの収入があるはずだが、これらはすべて後継政治団体「つばさの党」や母親名義の会社「合同会社オリーブの木」などに流れるようになっていて、黒川敦彦自身にはお金が入らないという仕組みだ。こうして債務から逃れ、悠々自適な生活を過ごしている。資本主義の大原則を無視するような男に、この国の政治を任せられるのだろうか。また、資本家としても知られる堀江貴文は、こうした資本家の敵を許しておけるのだろうか。
 日頃から「NHK党」を追及している選挙ウォッチャーちだいは、この一連の問題を本人らに徹底追及することを宣言しており、随時、「N国マガジン・1月号」でまとめる予定だ。12月25日投票の西東京市議選では「NHK党」が力を入れている「政治家女子48党」の候補が複数立っているが、応援演説に来るタイミングで本人らを直撃する。