昨年7月の参院選で「NHK党」から立候補した同姓同名の山本太郎が、NHK党を離党したと報告した。
近日中にガーシーこと東谷義和が除名される見通しとなり、次点の山本太郎が繰り上がる予定だったが、党首である立花孝志の強い意向により、4位で堀江貴文の秘書である齊藤健一郎を次の議員に指名。2位の山本太郎、3位の黒川敦彦が辞退し、代わりに党から解決金が支払われることになったという。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、最前線でNHK党を取材している選挙ウォッチャーちだいは、「齊藤健一郎を繰り上げることにしたのは、おそらく立花孝志の意向というよりは堀江貴文の意向だと思われ、もしくは、立花孝志が堀江貴文に異常に忖度した結果であり、明らかに民意を無視している。東谷義和を除名にすることに対し、『投票した人たちの民意を無視するな!』と叫ぶのであれば、まずは山本太郎に投票した人の民意を無視してはいけない。どんだけブーメランを投げるつもりなんだ」とコメントしている。