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れいわ新選組、東谷義和の懲罰棄権

 22日に行われた参議院本会議で、海外逃亡中の詐欺師であるガーシーこと東谷義和の懲罰をめぐり、れいわ新選組が棄権したことが明らかになった。
 れいわ新選組は直後に声明を出し、「本年1月17日、議院運営委員会宛で、3月上旬に帰国する意思を本人が示した、という。(石井議運委員長が懲罰委員会にて発言)そうであれば、その時期を待たずに、国会が除名処分へと駒を進めようとする動きはマズイのではないか。本人に帰国の意思があり、その時期を示しているならば、その予定に合わせたスケジュール組みを行うのが合理的ではないか」とした上で、「私たちが、特に連帯感を持っていないガーシー議員に対して、なぜそこまでの配慮が必要と考えるか。今回のことをきっかけに近い将来、国会の大きな政党間の恣意的な運用で、気に入らない議員や党を処分、排除など行える入り口となることを危惧するからである。私たちは、国会の多数決で排除する行為には最大限の慎重さを求める」としている。
 しかし、東谷義和のお気持ちなどはどうでもよく、やむを得ない事情でもない限り、国会には出席するべきで、東谷義和の行動が認められてしまえば、仕事をしない議員で溢れてしまう。一発で除名の手続きを踏んでいるわけではなく、まずは陳謝を求め、それでも出席しない場合には除名というプロセスである。東谷義和が帰国し、国会に出席すれば、すべての問題が解決する話で、なぜそこまで頑なに出てこないのかは謎としか言いようがない。
 「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、NHK党を最前線で取材している選挙ウォッチャーちだいは、「こんなものは全会一致だと思っていたが、もし全会一致にならないのだとすれば、れいわ新選組だと思っていた。前々からカルト性の高さを懸念していたが、ここで棄権したことをもって、準N国党だと認定し、今日をもって正式にカルト政党の一つとして扱うことになった。百歩譲って除名に賛成できないのは理解できるとしても、陳謝にすら賛同できないとは、れいわ新選組こそ民主主義の敵であり、国会を軽視している。さすがは『れいわローテーション』をやってしまう政党である。東谷義和の懲罰に反対するなら、『れいわローテーション』も同じ理屈で国会を軽視しているので、そんなことはできないはずだ。今日から『れいわ新選組』の頭文字の『R』を『N』に変えて、『ねいわ新選組』として生きていくべきであり、こんな政党には一生投票しないし、今後は民主主義に破壊をもたらすカルト政党として追及する」と憤った。