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鳥栖市長選、現職が敗れる波乱

 2月12日告示、2月19日投票で、佐賀県の鳥栖市長選が行われ、現職と新人2人による戦いとなった。
 当選したのは、長年止まっていたJR鳥栖駅周辺の整備事業を進めること、4期務めた現職の市政を刷新することを訴えた自民党推薦の向門慶人さんで、1万2971票を獲得。下馬評ではかなり厳しいのではないかとの見方もあったが、県議としての実績もアピール材料となり、702票差で現職を破った。
 現職の橋本康志さんは5期目を目指していたが、財源の目途が立たず、長年の夢だった鳥栖駅周辺の開発整備ができなかった。多選を批判され、「5期目でできるのか」と問われるなど向かい風が吹き、「やっぱり自民党ではないか」と相手候補に票が流れたという。
 昨年の鳥栖市議選に立候補し、落選していた豊増直文さんは、学校給食費の無償化や農業従事者の生活基盤の構築などを公約に掲げ、けっして悪くない候補に見えたが、788票しか取れなかった。