海外逃亡中の詐欺師で、昨年7月の当選以来、一度も国会に出席したことがないNHK党の「ガーシー」こと東谷義和が、「議場での陳謝」の懲罰を受けるはずだった8日の参議院本会議を欠席した。
尾辻秀久議長は「議長はこれを院内の秩序を乱すものと認め、議員ガーシー君、懲罰事犯の件を懲罰委員会に付託いたします」と宣言し、来週にも改めて懲罰委員会が開かれることになった。除名は免れないとみられる。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、NHK党を取材している選挙ウォッチャーちだいは、「東谷義和は『陳謝動画』なるものを公表し、『この若輩者にチャンスをください』とホザいていたが、既に『陳謝』という懲罰こそがチャンスだったわけで、それにすら欠席してガタガタ言っても、大人の社会では通用しない。議員でなくなれば不逮捕特権もなくなる。これから毎日、いつ警察に踏み込まれるのかと怯えて暮らすがよい」と述べた。