元N国信者の平塚正幸が率いる「国民主権党」が、完全消滅していたことがわかった。
現在の「参政党」にもつながる「コロナはただの風邪」という主張を繰り広げ、マスクやワクチンを否定していたカルト政党「国民主権党」だが、2022年4月に平塚正幸が女子中学生を妊娠・出産させていたことが発覚し、大きな問題なって以降、支持者離れが進み、党を存続することができず、とうとう公式サイトでも「閉鎖」の2文字があるだけになってしまった。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、国民主権党の取材も重ねてきた選挙ウォッチャーちだいは、「女子中学生を妊娠させた事件以降、ほとんど活動休止状態に追い込まれ、選挙に候補者を立てることもなかった。新型コロナウイルスに対する警戒感が薄れた今、ますます存在感を示すこともできなくなり、同じ主張をしていた他のカルト政治団体も目立たなくなってきている」とコメントした。