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つばさの党、今も街宣繰り返す

 東京15区の衆院補選で、いわゆる「選挙妨害」を繰り返し、大きな話題となったカルト活動家集団「つばさの党」が、衆院補選が終わった後も街宣を繰り返し、7日にはロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの自宅前で街宣。8日には爆笑問題の太田光さんの自宅前で街宣する計画がありそうだ。
 政治家に対する批判はともかく、テレビに出演しているコメンテーターの自宅前で街宣をするとなると、意味合いはまったく変わってくる。
 「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、「つばさの党」の街宣を取材してきた選挙ウォッチャーちだいは、「彼らがただの活動家集団だというなら、いろんな人たちに迷惑な街宣を仕掛けたとしても、そういう集団なのだということで処理されるだろうが、彼らは曲がりなりにも『政治団体』を主張しており、テレビに出演しているコメンテーターに抗議をすることがあっても、わざわざ自宅前での街宣という形を取ると、それは言論を委縮させる行為そのもので、政治家としての資質は大いに問われる。自分たちの行動にどこまでの正当性があるのかをよく考えた方がいい」と苦言を呈した。