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N国党、30人を擁立せず

 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が、7月7日投票の東京都知事選について、当初は30人を擁立すると息巻いていたが、結局、「独占するのは良くない」などと言い出し、30人を擁立せず、むしろ候補者を取り下げることも検討していることが明らかになった。
 立花孝志は「お金は集まった」と豪語していたが、お金が集まらなかった、もしくは、お金は集まったけど、他に支払わなければならないものがたくさんあって、候補者を30人立てることが現実的ではなかったものとみられる。これにより30枚の選挙ポスターを自由に貼ることができるという、1カ所5000円のビジネスは、ものすごくショボいことになりそうだ。
 「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、東京都知事選を取材予定の選挙ウォッチャーちだいは、「N国党を見てきた者たちにとっては、あまりに予想通り過ぎる結果だが、30枚のつもりでポスターを貼る権利を買った人たちにとっては詐欺みたいな話である。全額返金しなければ筋が通らないが、お金がない尊師が返金に応じる保障はない。そもそもN国信者の筆頭格であるカモフラチャンネルがお金を貸さないぐらいである。N国信者にも信用されていないホラッチョおじさんを、まだ「さすたち!」と言いながら崇めているアホの目を覚ますためにも、警察には仕事をしてほしい」と感想を述べた。