12月15日投開票の泉大津市長選は、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が、わずか4439票しか取れず、大差で落選した。
告示された8日は、県外から多くのN国信者やカウンターが集まり、盛り上がっているように見えたが、さっそく月曜日から過疎っていた。「立花孝志を市長にしたらヤバい」という危機意識で期日前投票をする人が増え、多くの市民が現職の南出賢一さんに投票したとみられる。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、泉大津市長選を取材していた選挙ウォッチャーちだいは、「現職も現職で多々問題はあるが、それでも立花孝志だけはどうしても嫌だという民意が数字に表れている。これで現職がまともだったら供託金没収まで見えてくるレベルで、いかに立花孝志が嫌われているかが数字で示されてしまった。これで立花孝志のブームは完全に終わったと思う」と手応えを覗かせた。