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バスクリン炎上、3が日も続く

 12月27日にTBSの「報道特集」で、選挙ウォッチャーちだいがインタビューに応える形で2分半ほど出演しただけで、N国信者たちが大発狂。1月26日投票の戸田市議選にステルス作戦で立候補するN国党の黒瀬信明らが吹いた犬笛により、ネトウヨなどが加わり、福島第一原発の汚染水の問題点を解説する動画に「バスクリン!」などと大騒ぎ。小学生でも理解できるはずの「濃度と総量」が理解できず、賢くなったつもりでバカにしていた。
 「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、今後もテレビやラジオの出演オファーが止まらない選挙ウォッチャーちだいは、「どれだけ濃度を規制したところで、最終的に海に投棄する総量は変わらない。半減期という概念がわかっているなら、どれだけ地上で管理し続けられるかを検討するべきだが、トリチウム以外の核種も完全には取り切れない中、ヨウ素129のような半永久的に残るような核種まで濃度を根拠に放出されている。ヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどの核種は周辺海域に堆積し、生物濃縮が起こる。さらに、ALPS処理をした水を海水で薄めているが、薄める海水の方が汚染されていることも問題だ。ALPS処理水と名付けた水の安全性ばかりが強調され、デブリを通過して流れ出ている汚染された地下水の影響を見ないように印象操作をしている。こうしたことを考えれば、長期的に水産価値を落とすことになるばかりか、長期的には漁業に悪影響を与える可能性があり、疫学的にも悪影響が出る可能性は否定できない。他の有害物質も総量は規制されており、濃度だけを規制して流し放題にするのは間違えている」と話した。